枕や布団の汚れとニキビに関連性について

  1. 生活習慣編!枕や布団もニキビ予防の大事なアイテム

生活習慣編!枕や布団もニキビ予防の大事なアイテム

枕や布団が汚いとニキビができる?

ニキビができる原因には、身体の内側から起こるものと外側から起こるものとが存在します。例えば偏食やストレス、寝不足などは「内的要因」に、紫外線や肌の乾燥、合わないスキンケアなどは「外的要因」に分類されますが、この外的要因のひとつで非常に見落とされやすいのが「枕や布団の汚れ」です。

枕カバーやシーツなどは、毎日使うものであるにも関わらず、毎日は洗濯しませんよね。気がつけば長い期間洗ってなかったなんてこともあるのではないでしょうか。見た目にはあまり汚れていなくても実は無数のダニやカビが付着している枕カバーやシーツ、これはニキビを悪化させるだけに留まらず、アレルギー症状の原因にもなります。

どんなにいいスキンケア用品を用いても、毎日使う寝具が汚れていては、ニキビは一向に良くなりません。カバーやシーツはできるだけこまめに洗濯し、布団や枕は日に当てて殺菌をしましょう。その後掃除機をかけることでダニなどの死骸や糞などを一掃することができます。

睡眠時間とニキビの関係性

睡眠中に分泌される成長ホルモンは細胞の成長や生まれ変わりを促し、肌の調子も整えます。睡眠が不足すると肌の細胞が再生しないまま老化していくため、肌の状態が悪くなり、ニキビができやすくなるのです。

成長ホルモンの分泌は、睡眠に入った直後から3時間後に最も多くなりますから、2時間ごとに間が覚めるような睡眠環境下では肌荒れは改善されません。

また22時から翌2時という時間帯は「ターンオーバー」が最も活発に行われる時刻になりますので、たとえ6時間の睡眠をとったとしても就寝時刻が真夜中の2時を過ぎているのでは意味がありません。

睡眠不足が続くと免疫細胞の働きが弱まり、その結果肌の抵抗力が低下します。するとニキビの原因となる菌が増殖し、炎症性ニキビの原因にもなります。

睡眠時間をたっぷりととることは、肌の再生やターンオーバーを促すだけでなく、肌そのものの抵抗力を高めることでニキビを予防・改善することになるのです。

睡眠環境を整えよう

「睡眠不足がニキビの原因となる」というのは、単純に時間だけを指すのではありません。睡眠の「質」というのも、実は大きく関わっています。

特に肌の状態を健康に保つためには「自律神経」が安定していなければなりません。自律神経は、身体が活発に動いている時に作用している交感神経と、身体が休息している時に作用している副交感神経の2つから成り立っています。このうち睡眠に関係が深いのは、リラックス状態を作り出す「副交感神経」です。睡眠中、自律神経がこの副交感神経に傾いていなければ、何時間眠ったところで意味がなくなってしまいます。

例えば寝る前にお酒を飲む人は、睡眠中にお酒が体内で分解され、その工程で覚醒物質へと変化するため、睡眠の質は低下しがちです。あるいは照明やテレビをつけたままの睡眠も体中のあらゆる箇所が覚醒したままの状態になってしまいますので控えましょう。

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